3.1 文字列フィルタ
上の 図9.1 から明らかなように、もっとも基本的なサブモジュールは、RsKeyから渡されてきたデータを処理します。つまり、RsKeyから渡されてきた文字(列)を変更 ・ 削除するフィルター機能です。フィルタは、文字(列)操作( メモリ上処理)で実現できるため、MS−DOSの常駐プログラム( C言語による)には最も適した機能です。RsKeyのサブモジュールの大半は、フィルタサブモジュールに分類されます。RsKeyに付属するサブモジュール開発用のファイルは、フィルタサブモジュール作成用です。その他の機能を持ったサブモジュールを作成することは基本的にはできません。
3.2 ファイル操作
サブモジュールは、RsKeyから与えられたデータを操作する以外の処理も可能です。例えばMS−DOSの機能にアクセスしてファイル操作等も可能です。RsKey付属のFILESUBサブモジュールでは、RsKeyからのデータを元に、ディスクファイルからレコードを読みだして、そのレコードデータをRsKeyに返すファイル操作を行っています。SETSTRサブモジュールでは、EMS上にディスクファイルを転送して、EMSファイルを検索してレコードデータをRsKeyに出力できるようにしています。
3.3 通信プロトコール
通信部にリンクするサブモジュールは、外部機器との通信プロトコールをRsKeyに付加できます。RsKey付属のXMODEMサブモジュールは、RsKeyがXMODEMプロトコールで外部機器からデータを受信できるようにします。