7.Matrix API詳細

7.1 静的ライブラリ・動的ライブラリ

Matrix APIを組み込んだプログラムは、Matrix APIを含んだライブラリをリンクするか、 呼び出さなければなりません。スタティックリンクとダイナミックリンクの2つの方法があります。

■スタティックリンク

VC++, Delphi 等、スタティックライブラリをリンクできるプログラムは、LIBフォルダにある 16ビット/32ビットのスタティックライブラリを利用できます。

16ビット 32ビット
Mxst16.h
Mxst16.lib
Matrix32.h
Mxst32.lib

■ダイナミックリンク

VC++, Delphi, VB, AccessなどDLLを呼び出せるプログラムは、インポートライブラリを 利用してDLL内のAPI関数を呼び出せます。

16ビット 32ビット
Matrix16.h
Matrix16.lib
Matrix16.dll
Matrix32.h
Matrix32.lib
Matrix32.dll

7.2 APIサマリ

MatrixAPI Matrix APIを初期化する
Release_MatrixAPI Matrix APIを開放する
GetVersionAPI Matrix APIのバージョン番号を返す
GetVersionDRV LPTドライバのバージョン番号を返す
GetVersionDRV_USB USBドライバのバージョン番号を返す
SetW95Access Windows9x系OSでMatrixと通信を行う際、VXDドライバを経由するかどうかを選択する
GetPortAdr LPTポートのアドレスを返す
PausePrinterActivity Windowsプリントスプーラを停止する
ResumePrinterActivity Windowsプリントスプーラを再開する
Dongle_Find Matrixが接続されているポートを返す
Dongle_FindEx 指定するLPTポートに接続されているMatrixを全て捜して、結果をバッファにセットする
Dongle_Count 指定ポートに接続されているMatrix数を返す
Dongle_MemSize メモリサイズを返す(バイト)
Dongle_Model モデル番号を返す
Dongle_Version Matrixファームウェアのバージョンを返す
Dongle_ReadData 1番目からn番目までのデータフィールドからデータを読み込む
Dongle_ReadDataEx m番目からn番目までのデータフィールドからデータを読み込む
Dongle_WriteData 1番目からn番目までのデータフィールドにデータを書き込む
Dongle_WriteDataEx M番目からn番目までのデータフィールドにデータを書き込む
Dongle_ReadSerNr シリアル番号を読み込む
Dongle_WriteKey 128ビットの秘密鍵を書き込む
Dongle_GetKeyFlag 128ビットのTEA秘密鍵がMatrixに書き込まれているか確認する
Dongle_EncryptData 8バイトのデータブロックをMatrixに暗号化させる
Dongle_DecryptData 8バイトのデータブロックをMatrixに復号化させる
SetConfig_MatrixNet ネットワークアクセスを有効・無効にする
GetConfig_MatrixNet MxNetサーバプログラムで設定したパラメータ値を取得する
LogIn_MatrixNet ネットワークにログオンして、サーバファイルのユーザスロットを獲得する
LogOut_MatrixNet ネットワークからログアウトして、ユーザスロットを解放する